第388回振動談話会のご案内

                        令和元年9月19日

 

      第20回秋季技術交流フォーラムのご案内

 

                 幹事  福井大学  吉田 達哉

                     三菱重工業 時政 泰憲

 

拝啓  時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます.

 

さて,第20回秋季技術交流フォーラムを下記の通り開催致します.

皆様,是非参加頂きますようお願いします.

                                               敬具

 

              記

 

            第20回秋季技術交流フォーラム

 

主 催 日本機械学会関西支部

日 時 2019年10月19日(土) 10:00~19:00

場 所 大阪市立大学 杉本キャンパス(大阪市住吉区杉本3-3-138)

    https://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#sugimoto

参加登録料 正員・懇話会会員・協賛団体会員:5,000 円

      関西支部シニア会会員     :1,000 円

特別講演 16:10~17:10 「カオスの決定論的記述と未来予測」

     大阪市立大学 大学院工学研究科 機械物理系専攻 応用数学分野 教授 松

岡千博氏

懇親会  17:30~19:00(参加登録者は無料)

     会場 第1学生ホール

 

「機械の音と振動研究懇話会」と「振動談話会」との共同企画

●第4室(814 室)テーマ「ロボット・工作機械の運動力学」

[座長 宇津野秀夫(関西大)]

11:45~12:30 【機械学会賞(技術)受賞講演】「アクティブ振動制御装置を搭載した

射出成形機用取出ロボット」/白崎 篤司(ユーシン精機)

13:30~14:15 【基調講演】「革新的な産業用ロボットを生み出す設計原理を考え

る」/野田 哲男(阪工大)

14:20~15:05 【基調講演】「マルチボディダイナミクスを援用した省エネルギーマ

ニピュレータの開発」/岩村 誠人(福岡大)

15:10~15:55 【基調講演】「幾何学モデルをベースとした空間精度測定:工作機械

と産業用ロボットへの応用」/茨木 創一(広島大)

 

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○参加人数把握のため,幹事(三菱重工業 時政)まで出欠のご連絡をE-mailにて

お願い致します.(10月4日(金)まで)

   お名前        :

   ご所属        :

ご出席/ご欠席(講演会)

ご出席/ご欠席(懇親会)

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講演概要

白崎 篤司(ユーシン精機)

「アクティブ振動制御装置を搭載した射出成形機用取出ロボット」

射出成形機用取出ロボットのアーム振動を速やかに収束させることによる生産性の

向上を目的として,アクティブ振動制御装置を備えた取出ロボットを開発した.

構造について最適設計を行い,可動部の剛性を維持しつつ軽量化を図ることによ

り,高速化を実現し,製品取出サイクルを従来機に比べて削減した.

それに加えて,アクティブ振動制御装置により,アーム振動が収まるまでの待ち時

間を削減し,更なる生産性向上を実現した.

 

野田 哲男(大阪工業大学)

「革新的な産業用ロボットを生み出す設計原理を考える」

昨今のニーズの垂直変動と人手不足で加速する自動化困難作業への対応は自動化生

産設備を製造・販売する業界にとって新たな難題となっている.

これまでの産業用ロボットのような,力学的考察をすべて「位置決め」に帰着させ

る設計原理が返って問題を難しくしているとの指摘がある.

そもそも運動力学の支配のもと,ロボット手先で発生する物理現象を目的とするも

のに制御できること,それが安価かつ迅速に行えることという理想から出発する設

計原理こそが革新的な自動化機械を生み出す可能性がある.その是非について議論

したい.

 

岩村 誠人(福岡大学)

「マルチボディダイナミクスを援用した省エネルギーマニピュレータの開発」

マルチボディダイナミクスは,多数の物体がジョイントや力要素によって複雑に結

合された機械システムの運動方程式を効率的かつシステマティックに構築できる優

れた手法であり,近年様々な分野で活用が進んでいる.

本講演では,複数のばねを受動ストレージ要素としてリンク上に配置することによ

り水平多関節ロボットの省エネルギー化を図る問題について,マルチボディダイナ

ミクスを援用して解析した事例についてご紹介する.

 

茨木 創一(広島大学)

「幾何学モデルをベースとした空間精度測定:工作機械と産業用ロボットへの応

用」

工作機械などの多軸位置決め機構では,各軸の運動誤差や,組み立て誤差が重畳

し,工具端の3次元位置決め誤差が生じる.

工作機械の従来の運動精度評価は,各軸の誤差を独立に,ひとつずつ測定していく

のが基本であるが,工具端の位置を3次元計測し,幾何学モデルをベースとして,各

軸の誤差を切り分けていく手法が確立されつつある.

また,産業用ロボットにもこの考え方を使い,「絶対的な」位置決め精度を保証し

ようという新しい研究を進めている.これらの方法に共通する方法論と,最近の応

用例を解説する.

 

以 上