第383回振動談話会のご案内

                                                                   平成30年11月1日
     第383回振動談話会のご案内
               幹事  岐阜大学 古屋 耕平
                   クボタ  三東 儀洋
拝啓  時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、第383回例会を下記の通り開催致します。
今回は岐阜で開催いたします。会員の皆様に岐阜までお越し頂きますので
中部地区でご活躍の研究者、企業の方に3件のご講演をお願い致しました。
また会員の皆様からの話題提供,ご講演のご希望がございましたら
ご連絡頂けると幸いです(11月23日(金)締切)。
皆様の積極的なご参加をお待ち申し上げております。
                              敬具
              記
             第383回振動談話会
開催日 : 平成30年12月10日(月)
時 間 : 13:30~17:20
会 場 : 岐阜大学 サテライトキャンパス
         〒500-8844 岐阜市吉野町6丁目31番地  
                    岐阜スカイウイング37 東棟4階(JR岐阜駅から徒歩5分)
       多目的講義室(大)
〇プログラム
[講演1] 13:30~14:10
 題目:   周期構造理論を用いた効率的なモデル化
 講演者:高阪 文彦 氏(ダッソー・システムズ株式会社)
 概要: 計算機の演算能力の向上により,大規模FEモデル解析が多く行われている.しかし,そのようなFE解析では高周波数域まで解析を行おうとすると,要素数が膨大になり計算効率が悪くなる,または,モード数が非常に多くなり寄与の高いモードを見つけることが難しくなるなど,設計をするにあたり効率的でなくなってくる.本発表では,そのような問題に対して効率的に解析を行うことができる周期構造理論を用いたモデリングについて述べ,その一つとして,風切り音予測におけるドアガラスシール(ランチャンネル)のモデル化について紹介をする.
[講演2] 14:10~14:50
 題目:   来るべきIoT時代に向けた新たな制御器設計について
 講演者:藪井 将太 氏(名古屋大学大学院 工学研究科 機械システム工学専攻)
 概要: 近年,情報機器の発展は目覚ましく,特にコンピュータの計算能力は飛躍的に向上し,大量のデータ処理が可能になっている.また,様々な「モノ」が情報交換することにより相互に制御する仕組みであるIoTに関する技術開発も盛んに行われ,近い将来,様々な「モノ」のIoT化が進むと予想される.このような背景の下,制御系設計においては,大量のデータをリアルタイムで情報交換できる環境を活かした,技術の開発が必要だと思われる.そこで,次世代の産業機器開発に向けたIoTとビッグデータを活かした制御系設計を提案する.
 (休憩)
[講演3] 15:00~15:40
 題目:   非線形超音波法を用いた固体の非破壊評価
 講演者:川嶋 紘一郎 氏((有)超音波材料診断研究所)
 概要:   大振幅正弦波バースト波を固体材料に入射し,材料内の異質部,弱結合部,閉口き裂などを揺り動かしたときに発生する正弦波からのわずかな波形ひずみをFFTにより高次高調波振幅として定量化し,その振幅をマッピングする高調波画像化法とその適用例について紹介する.一定厚さの板状構造の厚さ方向共振周波数を持つ長いバースト波を入射し定在波振幅を増大させ,超音波探触子を平面内で走査する局部共振高調波法を用いると,金属板の部分塑性域,接着剤の硬化過程,異種材料接着面の状況などを可視化できることを示す.従来超音波法で不可能であった材質変化部の検出可視化が可能となった.
[講演4] 15:40~16:20
  題目:岐阜大学の研究センターと機械力学研究室の研究紹介
 講演者:古屋 耕平(岐阜大学 工学部 機械工学科)
  概要:岐阜大学では,加工技術およびIoT,AIを活用する生産システムの研究を行う次世代金型技術研究センター,新しい複合材料の開発を目指したGuコンポジット研究センターを立ち上げています.それらの研究センターの紹介と岐阜大学 機械力学研究室での振動・波動の観点に基づいた研究内容,特に過渡解析を利用した実物と有限要素モデルの乖離要因の特定など,時間領域の解析を利用した分析法を紹介します.
 (休憩)
[講演5] 16:30~17:10
 題目:   多関節ロボットによる高精度金属研磨に向けた取り組み
              ~多関節ロボットの高精度位置決め制御と手先アクチュエータによる高精度力覚制御~ 
 講演者:伊藤 和晃 氏(岐阜大学 工学部 機械工学科)
 概要: ロボットを利用した生産工程の自動化が進められている中,熟練技術者による高精度金属研磨作業に代表される「匠の技術」をロボットにより再現する試みがある.その実現には,人間の腕に相当するロボットアームを高精度に位置制御しつつ,人間の手や指に相当する手先アクチュエータを高精度に力覚制御することが求められる.本講演では,ロボットアームを高精度位置決めするためのモデリング手法ならびに位置決め制御手法と,手先アクチュエータによる高精度力覚センシングならびに力覚制御手法について紹介する.
[諸連絡]17:10~17:20