平成29年10月2日
第18回秋季技術交流フォーラムのご案内
幹事 龍谷大学 金子 康智
特許機器 顧 栄栄
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、第18回秋季技術交流フォーラムを下記の通り開催致します。
皆様是非積極的な参加をいただきますよう、ご案内申し上げます。
敬具
記
第18回秋季技術交流フォーラム
主催 日本機械学会関西支部
日 時 2017年10月21日(土) 10:30~19:00
場 所 神戸大学(神戸市灘区六甲台町1-1)
http://www.kansai.jsme.or.jp/forum/forum18.pdf
参加登録料 正員・懇話会会員・協賛団体会員:5, 000 円
関西支部シニア会会員:1, 000 円,
特別講演 10:30~11:30 「ロボット支援手術の現状と今後の展望」
神戸大学医学部附属病院 病院長 藤澤正人
懇親会 17:30~19:00(参加登録者は無料)
会場 瀧川記念学術交流会館
「機械の音と振動研究懇話会」と「振動談話会」との共同企画
テーマ「非線形振動・自励振動の最近の研究紹介」
●第4室(LR301室)
[座長 宇津野秀夫(関西大)]
13:00~13:50「モード連成による自励振動の発生」/栗田 裕(阪産大)
13:50~14:50【基調講演】
「新型複素モード解析による自励振動の発生メカニズムの解明と防止対策」
/近藤孝広(九州大)
[座長 金子康智(龍谷大)]
15:00~16:00【基調講演】
「ロータダイナミクス分野における非線形振動の解析と非線形現象を援用した制振」
/井上剛志(名古屋大)
16:00~16:50「蒸気タービンのスティームホワールの研究」/神吉 博(神戸大名誉教授)
講演「モード連成による自励振動の発生」/栗田 裕(阪産大)
自励振動は,自らの振動がフィードバックされて加振力を生み出す動的不安定現象である。振動数が近い2つの固有振動が連成して生じる自励振動の例として,ディスクブレーキの鳴きと薄肉円筒のびびり振動を紹介する。
基調講演 「新型複素モード解析による自励振動の発生メカニズムの解明と防止対策」/近藤孝広(九州大)
本講演では,様々なエネルギー変換機構を有する自励振動を対象として,新型複素モード解析により発生メカニズムを可能な限り統一的に解明するとともに,合理的な発生防止法を開発するための方法論について説明する.
基調講演「ロータダイナミクス分野における非線形振動の解析と非線形現象を援用した制振」/井上剛志(名古屋大)
ロータダイナミクス分野を中心に,ジャーナル軸受による自励振動の特性予測,遠心振り子ダンパの制振性能解析,振れ回り振幅が大きいときの平行環状シールの流体力の非線形解析など,非線形振動の解析事例と非線形性を利用した制振手法を紹介する。
講演「蒸気タービンのスティームホワールの研究」/神吉 博(神戸大名誉教授)
スティームホワールは蒸気タービンのロータが蒸気の力で振れまわる自励振動で1960年代より研究されてきた。実用的にはかなり解決しているが、最近の蒸気条件の向上と容量、性能の向上ニーズにより再び問題となっている。ここでは講演者の40年以上にわたる研究を紹介する。