第364回振動談話会のご案内

                                        2015年10月16日
 振動談話会会員各位

 

                 第364回振動談話会のご案内

 

                              幹事  近畿大学  本田 善久
                                   川崎重工  兼田 哲男


拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

さて、第364回例会を下記の通り開催致します。
皆様是非積極的な参加を頂きます様、ご案内申し上げます。

 

なお、今回は日本機械学会関西支部秋季技術交流フォーラム
(http://www.kansai.jsme.or.jp/Event/forumA_index.html および
 http://www.kansai.jsme.or.jp/forum/forum2016.pdf) の一環として、
機械の音研究懇話会と振動談話会の共同企画 第16回秋季技術交流フォーラム
として合同で開催致します。

参加費が有料となっておりますが、ご了承願います。

 

─────────── 記 ───────────

 

一般社団法人日本機械学会 関西支部
第16回秋季技術交流フォーラム

 

日時  2015年10月31日(土)10:50~19:00
場所  滋賀県立大学(滋賀県彦根市八坂町2500)
JR南彦根駅からバスで15分/タクシーで8分,または
JR彦根駅からバスで25分/タクシーで10分
http://www.usp.ac.jp/campus/acs_map/
彦根駅バス停10:00 → 県立大学10:22
南彦根駅西口10:20 → 県立大学10:33

 

昼食  弁当を持参して頂くか、10:45分までに受付で
カツカレー弁当(お茶付、税込、500円)をご予約下さい。
土曜のため生協は休業で、また近くにお店はありません。

 

●第3室● 機械の音研究懇話会(振動談話会との共同企画)
テーマ「機械力学・計測制御関連の受賞者フォーラム」
[座長 兼田哲男(川崎重工業)]
10:50~11:30「車両接近報知音の評価手法の開発」/八重樫直樹(三菱電機)
11:30~12:10「ディスクブレーキの鳴きに及ぼすパッド剛性の影響研究」

           /大浦靖典(滋賀県立大)
12:10~12:50「円錐ころ軸受けの耐震性解析技術の開発」/江崎雄也(三菱電機)

 

[座長 宇津野秀夫(関西大)]
13:30~14:30【基調講演】
「機械・構造物の動力学から人間の動力学,センサ・アクチュエータへの展開」

       /井上喜雄(高知工科大)

 

[座長 本田善久(近畿大)]
14:40~15:20「インパクトダンパによる2方向同時制振技術の開発」/長嶋孝明(三菱電機)
15:20~16:00「接地転動時におけるタイヤ半径方向振動解析」

          /松原真己(豊橋技科大)

 

○特別講演 16:10~17:10
「ふなずしの飯(いい)の健康面の機能について(仮題)」灘本 知憲氏(滋賀県立大学 名誉教授)
司会 日本機械学会関西支部 支部長 野村 剛(パナソニック)


○懇親会 17:30~19:00(参加登録者は無料)
会場 カフェテリア

講演概要
「車両接近報知音の評価手法の開発」(機械学会技術奨励賞)
                       八重樫 直樹(三菱電機)
電気自動車等に使用される車両接近通報装置の報知音の機能には,車両の接近を歩行者等に有効に認知させること,接近している発音体が車両であると想起させ,他のものと誤認をさせないこと等の感覚的・感性的な能力が求められる.本研究では心理音響評価 指標であるシャープネス,トナリティ,ラフネス,変動強度と,認知性,自動車認識性,快音性,高級感に関する官能評価の結果から重回帰分析を行い,その関係性を明らかにした.


「ディスクブレーキの鳴きに及ぼすパッド剛性の影響の研究」 (機械学会研究奨励賞)

                        大浦靖典(滋賀県立大)
回転するディスクにパッドを押しつけて制動するディスクブレーキは、自動車や産業機械に広く用いられている。その一方で、制動時に鳴きと呼ばれる甲高い騒音を発生することがある。鳴きの発生の有無や鳴きの周波数は、制動圧の大きさに依存する。そこで、制動圧によってパッド
の剛性が変化すると考えて、鳴きの発生メカニズムを示した。さらに、鳴き振動と同等の周波数と振幅でパッドを加振して剛性を測定する装置を開発した。

 

「円錐ころ軸受けの耐震性解析技術の開発」(機械学会技術奨励賞)
                          江崎 雄也(三菱電機)
過酷な振動環境下に置かれる円錐ころ軸受を対象とした耐振性解析手法の確立を目的として,まず,ころと保持器の動的な接触現象に着目した柔軟マルチボディ解析を実施し,外輪に振動加
速度が加わったときに保持器がころの角部と接触する位置で最大応力が発生する事を明らかにした.次に,外輪に加わる振動加速度の大きさと保持器で発生する応力の関係を明らかにし,疲労
強度を評価した.

 

「機械・構造物の動力学から人間の動力学,センサ・アクチュエータへの展開」
                            井上喜雄(高知工科大学)
企業の研究所で機械・構造物の動力学に関する研究,特に振動解析に関する研究を進めたのち,大学では,動力学を核とした研究ではあるが対象を人間に広げるとともに,センサやアクチュ
エータの開発を進めた.そのなかで,医療・健康・スポーツ分野への応用を意識したウエアラブルセンサおよび運動解析技術の開発やエネルギー回生型のアクチュエータの提案およびそれをリハビリテーション・生活支援機器,義手,手術ロボット,建設機械などへ適用した結果について報告する.

 

「インパクトダンパによる2方向同時制振技術の開発」(機械学会技術奨励賞)
                            長嶋 孝明(三菱電機)
一般的に連続体と呼ばれる構造物に,ランダムあるいは複数の加振力が作用すると,複数の振動モードが同時に励起され,複数方向の振動増大が問題となる場合がある.このような振動問題に対して, 1個の衝突体を有するインパクトダンパによる複数方向の制振を試みた.インパクトダンパとは,構造物に設けた壁と衝突体との間で起こる衝突現象を利用したダンパである.インパクトダンパを有する振動系の運動解析技術を確立し, 1個の衝突体による2方向同時制振が可能であることを確認した.

 

「接地転動時におけるタイヤ半径方向振動解析」(機械学会論文賞)
                           松原真己(豊橋技科大)
本研究はタイヤを円筒シェル理論に基づく薄肉円環とばね,接地拘束をばねによりモデル化し,振動数合成法の一つであるレセプタンス法による連成振動の解析を実施したものです.タイヤは接地・転動時を考え,その振動特性を非接地・転動時の自由振動の重ね合わせとして表現しました.この自由振動解の係数を影響度として評価することで,転動速度の違いによる振動特性の変化,および振動の移動方向の決定要因について考察します.